ブログ流れ木

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SONYアクションカム HDR-AS100Vで車載動画を長時間撮影。熱暴走が起こるか?

64GBメモリーカードを埋め尽くすほど撮影してみました

HDR-AS100Vの購入前、価格.comこんなクチコミを発見。熱や長時間撮影に不向きなのかなーと思っていました。

車載での使用では熱セーフティが頻繁に働いてしまい、20分前後で意図せぬ録画終了となってしまう。
バッテリーを抜いてUSB給電での録画も試したが、同様にセーフティーが働き録画終了。
その際に警告音は鳴らないので、いつ切れたのか上部のランプを注視していなければ気が付かない。
試しに直射日光の当たらない25℃の室内で撮影してみたが、30分弱で熱によるシャットダウンが発生。
これが初期不良で無いとすれば、根本的に熱に弱い問題を抱えた製品と判断せざるを得ない。

 とはいえ、個体差ということも考えられるので、手元のHDR-AS100Vではどれくらい耐えられるのか。2014年8月14日 近畿旅行の車載動画を撮ってみることにしました。

撮影の条件

撮影開始した兵庫県明石市は曇り、最高気温31℃で蒸し暑い日でした。撮影設定はHQ 1080/30p。64GBメモリーカードを使うと8時間31分撮影できる設定です。カメラは運転席側のダッシュボードに固定するため、時間帯によっては直射日光も当たります。また、防水ハウジングは無し、三脚アダプターに搭載しての固定を行いました。空調として車内はエアコンで冷やしていますが、カメラは直接エアコンの風が当たらない場所に設置してあります。更に、長時間撮影のために撮影中は常にモバイルバッテリーで給電し続けていました。停止状態でさえ充電を行うと電池部がかなり熱くなるため、夏+長時間撮影+給電は熱の面では非常に厳しい条件だったと思います。試しに撮影中にカメラへ触れると、全体的にかなり熱くなっていた事を確認しています。

 結論:熱暴走による録画終了は無し

前述の条件で14時ごろから撮影開始。85分、40分、240分と、インターバルを置きつつ計6時間5分の撮影をしてみました。データ量は41.1GB。その間、レビューで報告されていたような強制的な録画終了やシャットダウン、画質の劣化等は見受けられませんでした。(イメージセンサーは一般的に、熱を持つとノイズが発生するといわれています)

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撮影開始時と60分以上経過後の画像を並べました。時間の経過による色味の違いはありますが、ノイズが増加しているということはないかと思います。

このカメラは使える!!

自分が使用する条件下では最も過酷だと言える今回の条件を完走してくれたことで、本機に対する信頼はとても高いものになりました。今後、よりビットレートの高いPROモード等でも試してみたいとは思いますが、ひとまず普段使いで困ることはなさそうです。